行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

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*社会人の資格勉強法-行政書士*行政書士試験を目指すのは妥協?

みなさんこんにちは、堂本です。
以前資格試験についてお話しした方の中に、こんなことを言う人がいました。

行政書士ってあれでしょ?他の士業資格とれなかった人が仕方なくなるやつでしょ?そんなに価値ないよね?」

ものすごいことを言う人がいるなぁと思ったものですが、確かにネットを見ていると一定以上の方は似たようなことを言っていますね

果たして行政書士は価値のない資格なのでしょうか?考えてみました。


1. 行政書士の受験層
2. 行政書士の業務範囲
3. 役割について考える



1. 行政書士の受験層



まず行政書士試験を受ける人たちについて、つまり受験層についてです。

全受験者を調べることは不可能でしたが、私の周りの受験生や、実務家の先生方の話を聞いている限り、確かに超一流大学出身の方はそれほど多くないように感じます。

また、さっきの方がおっしゃるように、司法試験や司法書士を諦めた方が一定以上含まれていることも事実です。

しかし、それが何だというのでしょうか。
司法試験も司法書士も、国内最高峰の資格試験ですし、合格するのはとても難しいですが、そこに至らなかったまでも、至る努力をしたこともまた、素晴らしいことです。

また、これらの試験に合格できなかったところで腐らず、その努力を活かして別の資格にチャレンジすることは、なかなかできることではありません。

そういった努力、精神力など、素敵な部分を一切見ず、一つの失敗を殊更にあげつらってバカにすると言うのは、およそ人のすることとは思えません。

バカにしているあなたはこれまでにどんな努力をして、何を得たのですか?と聞いてみたいものです。

2. 行政書士の業務範囲



価値がない、という方の中には、行政書士業務の専門性の薄さを指摘する人がいます。

行政手続きの申請など慣れれば専門家でなくともできるだとか、機械的な作業だから電子化されればなくなるだとか、そんなことを言うわけです。

よく中身も知らずにそこまでバカにできるものだなぁと逆に感心してしまうのですが、行政書士の代行業務は書類を書くことだけではありません。

飲食店の開業等について言えば立ち入り検査の立ち会いは必ず行いますし、他の申請においても、書類審査において一定の要件を満たしているか確認されたり、点数がつくものまであります。

行政書士は単なる書類作成屋さんではなく、トータルコーディネーターなわけです。

また、確かに比較的簡単な書類作成で終わる業務もありますが、依頼人の書類作成に関する負担を軽減するという点で、一定以上の需要があります。

確かにご本人さんが色々調べながら苦労すれば申請できそうなものもありますが、それをいい始めると、家庭的な料理を出す定食屋さんや、掃除などの家事代行業務は不要なのでしょうか。いいえ、こういった仕事も、本人の負担軽減という、何にも替えがたい役割を担っているわけです。

確かに法曹や司法書士に比べると、専門性の高さはやや劣るかもしれませんが、だからといって要らない、価値の低い資格だとは全く言えないわけです。

3. 役割について考える



あるいは別の言い方をする人もいます。公正証書作成の補助はできるけど裁判はできないとか、定款作成の補助はできるけど登記はできないとか、そういう点を挙げて、行政書士って中途半端で役に立たないよね、という言い方をする人ですね。

まぁ中途半端という点は見方によればそうかもしれませんが、実際に業務をしている人がいるということは役に立っているということです。

私が思うのは、本当に外側の格好だけを気にする人が多いんだなぁということです。例えば今私はオフィスに勤めていて、それなりに快適なフロアで仕事をしていますが、飲食店で働いている方に言わせれば「自分だったら五分で寝てしまうから、動いている方がいい」とのことでした。

結局人からどう見られるかより、自分が何をしたいかが大切なわけです。

4. まとめ


色々書きましたが、行政書士試験は資格試験のなかではかなり難しい方ですし、そんなに簡単には通りません。
努力して資格を取り、それを使って人の役に立とうとすることが無意味なわけはないのです。

人がなんと言おうとやりたいことはやる、そう決めてしまうのが一番ですね。