行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

行政書士を目指して勉強している人、勉強を始めようとしている人のためのブログです!勉強方法やモチベーションの保ち方、試験情報などを発信していきます(*´∇`*)

*社会人の資格勉強法-行政書士*一発合格や短期合格を目指す方へ

 みなさんこんにちは、堂本です。
行政書士試験について調べていると、ほぼ毎日のように「一発合格」という言葉に巡り会います。

おそらく勉強を始められる方の多くは「一発合格」を夢見てスターとされるのではないでしょうか。

今回は、果たして一発合格は可能なのか、そのために何が必要かについてお話しします。

1. そもそも一発合格を目指すべきなのか
2. 必要な勉強量とクオリティ(私がやったこと)
3. 合格に必要な大体の期間

 
1. そもそも一発合格を目指すべきなのか


結論から言うとノーです。一発合格にこだわる必要はありません。

私は社会人が資格試験に挑む中で最も重要なのはモチベーションを維持することだと考えています。そのことを念頭においてお聞きください。

さて、世の中には一回で受かったという実績確保のために、自信がない年は受け控え(受験を回避すること)をする人がいるようなのですが、信じ難いことです。

仮に全科目の勉強が終わっていなくとも受験はするべきです。

試験会場に実際に足を運ぶことも、きちんと期限を切って本番を迎えることも、モチベーションの維持に非常に役立ちます。

一方で、一発合格を目指すことは、瞬間的にモチベーションをあげるにはそこそこ有用ですが、モチベーションの維持には役立ちません。

具体的に言えば、一度落ちたら諦める、思ったより難しいことに気づいたら諦めるなど、挫折に繋がる考え方です。

この辺は他のエントリーでもご紹介しているので、詳しくはそちらを参照してください。

はっきり言ってしまうと、ほとんどの人は一発合格できないのです本気で行政書士になりたいのであれば、一回失敗しても諦めない計画は絶対に必要です。
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2. 必要な勉強量とクオリティ(私がやったこと)

僭越ながら私が学習した内容について、簡単にご紹介します。少し嫌な言い方になってしまいますがご了承ください。

テキスト・・・6回か7回。どのページに何が書いてあるか把握できるくらい

問題集・・・3回くらい。見た瞬間に答えがわかるくらい
過去問・・・5年分。間違えた問題を復習する程度


以上の勉強を実質三ヶ月くらいでやった結果、一回目の受験で合格しました。

なるほど、じゃあ三ヶ月でテキストを7回、問題集を3回、過去問5年分やればうかるんだね?という風に捉える方が本当に多くて困るのですが、大切なのは回数ではなく達成度です。

回数の右となりに記載しましたが、例えばテキストを7回読めば、初めて受験される方でもどこに何が書いてあるか分かるくらいになるかというと、これは微妙です。

あるいは問題集はどうでしょう。3回やればほとんど全ての問題を見た瞬間に解けるように、誰もがなるでしょうか。

あるいは誰もがこれらの勉強を実質三ヶ月でこなせるでしょうか。

私は自分がずば抜けて優秀な人間だとは思っていませんし、10年以上法律に触れてきたため、むしろこれくらい出来て当然かもしれません。あるいは私より簡単な勉強で合格される方もおられるでしょう。

しかし、言い換えると、10年以上法律に触れてきた私でも、上に書いたくらいの勉強はしないと一発合格できなかったと思います。

そして、一発合格した人の多くは、私のような予備知識のある方です。まだ法律に触れたことのない方が一発合格したという例は非常に少ないということは知っておいてください。


3. 合格に必要な大体の期間

誤解しないでいただきたいのですが、一発合格を目指すこと自体を悪いというつもりはないです。ただ、世間には良い面ばかりをアピールし、上で書いたような厳しめの話を伏せたまま、甘い言葉で受講者を募る資格商材も多く存在しています。一発合格を簡単にとらえないでほしいということです。

行政書士試験は難しい試験です。本当に行政書士になりたくて試験を目指されるのであれば、2~3年は勉強を続けていくんだということをご理解ください。

モチベーションの維持の仕方とか、勉強の続け方は他のエントリーでご紹介しているので、そちらを参考にしてください!

それではっ!