行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

行政書士を目指して勉強している人、勉強を始めようとしている人のためのブログです!勉強方法やモチベーションの保ち方、試験情報などを発信していきます(*´∇`*)

*社会人の資格勉強法-行政書士* 合格に必要な勉強時間

みなさんこんにちは、堂本です。
少し前に10000時間の法則というのが流行りましたよね。
それと関係あるのか知りませんが、行政書士に合格するための平均時間とか標準時間とかが語られているのを見かけます。

果たしてそんな目安があり得るのでしょうか。
今回はそのへんについてお話ししていきます!

1. 「合格までの平均値は○○時間」は大嘘
2. 信頼できる情報と出来ない方法を見極めること
3. 始めてみれば必要な時間は分かる

1. 「合格までの平均値は○○時間」は大嘘

繰り返しになりますが、行政書士に合格するための勉強時間が500時間とか1000時間とか言われていますよね。

みなさんはどう思われますか?私は、そんなものは定義できないと思っています。

行政書士になるには何時間くらい勉強したらいいの?と聞くのは、ホームラン王になるために何回素振りしたらいいの?と聞くようなものです。

人によって前提になる予備知識や、飲み込みの良し悪し、環境もまるで違います。何をもって勉強時間を定義できるのでしょうか。できないと思います。


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2. 信頼できる情報と出来ない方法を見極めること

こういっては元も子もありませんが、資格商材を売る人は日々自分の商品がどうやったら売れるかを考えています。

簡単に受かる!○○時間で受かる!短期合格!とか甘い言葉で囁いてくる商材には注意してください。
受講までの心理的なハードルを下げて、商材を買わせることばかり考える人も世の中にはいます。

そもそも合格に必要な平均時間を本当に出したければ、不合格者の費やした時間も含めて平均をとらなければいけません。受かった人の時間だけ集計したものは目安でも何でもありません。

私自身何をどれだけやって何時間かかったかは別のエントリーで紹介していますが、テキストを5回よんですべて理解する人もいれば、10回よんでも不十分な人もいます。私と同じ勉強で受からない人もいれば、それより少ない勉強で受かる人もいるでしょう。

大切なのはかけた時間や解いた回数ではないのです。

合格に必要な時間なんていうものはどうやったって算出不可能だということを知っておいてください。


3. 最短時間ではなく最長時間を考えよう

資格試験で大切なのは諦めないことだと繰り返しお伝えしてきましたが、初めから一発で受かろう、できるだけ早く受かろう、またはその逆で受かるまでやり続けよう!というのは挫折しやすいパターンです。

私はむしろ、最長で何年かけれるか、何回まで受けるかを決めるべきだと思っています。

そしてそれは、ここから3年以内に受かるぞ!ということではありません。むしろ、3年で合格できなければ諦めよう!というモチベーションの方がよいです。もちろん3年で受からなくて4年目に突入するのは全く問題ありません。自分がその資格にどれだけの時間をかけるつもりがあるかを、はじめの段階で決めておくということです。

受からなかったらどうする、とかそんなことを受ける前から言っていては仕方ないかもしれませんが、実際は人生を設計する上でとても大切なことです。受からなかったときのことは考えない!とするより、何回で受からなかったら違う資格にシフトするとか、会社の○○の仕事に専念するとか、何かあった方がスイッチも入るし、勉強をスタートするよいきっかけになるはずです。


4. 始めてみれば必要な時間は分かる



腕相撲では大体、始まる前の握った感じで勝てそうかどうかが分かりますよね。

資格試験も同じようなものです。勉強をはじめたらまずは、その資格が自分にとってどの程度難しいのか、どれくらいで受かりそうなのかを冷静に判断しましょう。

どんなに難しくてもやってやる!受かるまで諦めない!と意気込んでいる人は多いですが、こういう人の方ががよっぽど挫折しやすい傾向にあります。社会人資格試験はリスクマネジメントや最悪想定がとても大切なのです。

今年受かってやるぜ!とスポーツマンガのノリでいくよりは、もちろん今年受かるつもりでやるけど、思ったより難しいから最低二年はかかりそうだな、じゃあ5年目までチャレンジしようとか、そういう感覚を大切にしてほしいです。

私は意地悪を言っているように聞こえるかもしれませんが。こういったメンタルが結果的に勉強を継続させてくれるはずです。

考え方は人それぞれですが、参考になる部分があればいいなと思います。

ではまたっ!