行政書士試験の勉強 ストレスや悩みの原因と心を軽くする方法 *社会人の資格勉強法-行政書士*
みなさんこんにちは、堂本です。
行政書士試験の勉強はなかなか大変なものだと思いますが、みなさんがストレスや悩みを抱える一番の理由は何でしょうか。
辛いことの原因は様々でしょうが、自分の中の何かを見直した方が、より楽な気持ちで勉強できるようになるかもしれません。
1.勉強が辛いのは何かが間違っているから?
2. 多くの勉強時間を費やすのが辛いとき?
3.結果が出なくて辛いとき
4. 合格できなかったときを思って辛いとき
5.不合格になったとき
真面目な方だと、そもそも勉強が辛いのは自分が怠け者だからじゃないかとか、モチベーションが低いからなんじゃないかとか、深く考えてしまうこともあるようです。
ご安心ください。受験生の大半は勉強が辛いと感じています。「短期合格」を謳う商材があんなに売れているのがその証拠です。
私も法律の勉強をして10年以上たちますが、特に法律の勉強が好きとかそんな風に思ったことはないです。(勉強自体を楽しいと思うことは時々ありますが、それも時々ですね)
基本的に勉強はかったるくて、できることなら早く解放されたいと思っている人が多いのではないでしょうか。だからこそ短期合格という宣伝があんなに効くんですよね。
私は一貫してこのブログで、勉強のモチベーションを保つのが社会人にとって一番大変だと言ってきました。それはつまり、合格できるか分からないことに向かって努力を継続する不安とか、無力感とか、そういうものとの戦いなわけです。
そんなわけで、勉強が辛かったり勉強にストレスを感じるのは皆さんのモチベーションが低いからではありません。それは資格試験に挑戦する社会人にとっての永遠のテーマなんです。
とはいえ、勉強を継続するためには、勉強に対するストレスを極力少なくする必要があります。ただでさえ日々色々なことがありますから、ストレス0という社会人は少ないでしょう。これに加えてプライベートタイムでも苦痛なことがあるとすれば、到底耐えられるものではありません。
勉強のストレスの原因はいくつかあるでしょうが、代表的なものとそれに対する心の持ち方について簡単にご紹介していきます。
悩みも苦労も大切な経験ではありますが、ただ辛いだけなのであれば何か見直した方がいいことが多いです。
私が勉強をスタートして一番初めに辛いと思ったのは、自分の時間が減ってしまうことでした。 資格試験というのは大学受験などと違い、勉強を始めたときがもっともモチベーションが高く、そこからは次第に下がってきます。 そのため、あまり若い頃の感覚でストイックになりすぎると結局挫折してしまいます。
じゃあどうすれば良いかという話ですが、無理なく、できれば6割くらいの力をずっと出せるように頑張り続けるのが、私なりの工夫でした。大学受験が短距離走だとすると、行政書士試験は長距離走みたいなものですかね。詳しくはこちらにも書いています。
簡単にお伝えすると、1日最低30分やればOKルールとか、休日は全く勉強しなくてもOKとか、心を軽くするルールを作りました。そんな甘いルールで大丈夫?と思われるかもですが、むしろ私はそういうルールがなければモチベーションが保てなかったと思います。
社会人にとって、仕事をしながら自由な時間や遊ぶ時間、場合によっては睡眠時間までを削って勉強するのは相当辛いものです。
他にも、勉強が辛い、ストレスだという方は次の点に注意してみてください。
①到底継続不可能な、無理な目標を立てていませんか?
②短期合格にこだわるあまり、犠牲を払い過ぎていませんか?
③勉強がただの作業、予定消化になっていませんか?
1つでも当てはまっている方は要注意です。まずはやれることから、勉強を継続させることを意識してみてください。
真面目な方ほど模試の結果を自分の合格可能性の物差しみたいに考えてしまいがちですが、模試の結果は皆さんが思っているほどはあてにならないものです。
ちなみに私は模試の結果を真面目に受け止めすぎて後悔しています。皆さん当日は何で何点くらいとって、そのためにこの模試では何点くらいとって…などと想像しているでしょうが、あまり意識しない方が良いでしょう。
当日何がどうなるかは誰にもわかりません。自分で自分を変に追い詰めないよう、これをこうしなければいけない!みたいな変な思い込みは捨てた方がうまくいくこともあります。
これだけ頑張って勉強しているのに合格できなかったらどうしよう、とか、なんとなく勉強したことが身になっていないような気がして辛い、ということもありますよね。
毎日それなりにやっているつもりなのに前に進んでいない気がして、モチベーションも下がって…という悪循環に陥ったことがあるのではないでしょうか。私もありました。
しかし今になって思えば、そのときは自分なりにベストを尽くしたつもりでしたが、あとから見たときに勉強が物凄く雑だったなと感じます。それこそこのブログで全否定している過去問祭りは、受験生時代に私がやっていた勉強法です。
なぜもっと突き詰めて自分の勉強法を改善することを考えなかったんだろう、どうしてただ単に毎日の予定を消化するだけのマシーンになってしまったんだろうと、反省ばかりが込み上げてきます。
皆さんも悩むことや辛いことはたくさんあると思いますが、少し考えたら簡単に解決できることや、改善できるポイントは意外にたくさんあります。今私がこのブログに書いている色々な工夫や気の持ちようも、悩んでいた当初から何となくわかっていたのに実行できなかった、というものが半分以上です。
そんなわけで、意外とすぐそばに悩みやストレスの答えはあるものです。単に思いつめるだけでなく、なぜ自分は今悩んでいるのか、何を改善したら辛くなくなるのか等、具体的に答えを求めて考えてみると良いです。
私の経験上、合格できると思って挑んだけど駄目だった!ということより、駄目だとは分かりつつ挑んでやっぱり駄目だった!というケースの方が多い気がしますが、なんにせよ不合格になると辛いものです。
ちなみに私の場合、受験生時代はずっとフリーターだったので、一度不合格になるたびに変な焦りが出てしまいました。
そしてある年では、ついにトータルで前年の成績を下回ってしまい、この一年間苦しんだことや頑張ったことが全て無駄だったのかという気持ちになりました。
しかし、行政書士試験は不合格者の方が圧倒的に多い試験です。短期合格や一発合格を夢見て受ける受験生が非常に多いですが、正直予備校の宣伝の被害者ですね。そう簡単にはいきません。
上のエントリーにも書いていますが、そういったモチベーションで勉強をはじめた方は挫折率が非常に高いです。
できない事を無理にやろうとする必要はありません。努力の方法は無限大ですから、自分が継続できる目標に向かって、じっくり焦らずやればいいのです。
そして一番大切なのは、決してあきらめない事です。
これが本当に難しいと思いますが、本気で行政書士になりたいのであれば一番必要な力です。そしてそれまでにたくさん悩んだり、モチベーション下がったりするでしょうが、合格した方のほとんどはそういった期間を乗り越えておられることと思います。
このブログではこういった精神論以外に、具体的な方法についてもたくさん書いています。ぜひ参考にしてください。
それでは!