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*社会人の資格勉強法-行政書士*記述式試験の攻略方法

みなさんこんにちは、堂本です。

行政書士試験まであと少しという時期ですが、合否のわけ目の1つはやはり記述式ですよね。

 

試験全問300点のうちの60点が記述式なので、実に配点の2割が記述式ということになります。ちょっとビビりますよね。 しかし、正しい勉強ができている人は案外記述式を恐れていません。それはなぜなのでしょうか、そして正しい勉強とは何なのでしょうか。今日はその辺りをお話ししていきます。

 

1.記述式試験の2大特徴
2.記述の基礎作りはテキストの読み込み
3.記述式試験の採点方法

 
1.記述式試験の2大特徴

 

記述式試験の特徴はいくつかありますが、大体以下の2点を押さえておけば大丈夫かと思います。

 

○出題分野とパターンが決まっている

記述式といえど、全ての分野から出題されるわけではありません。過去の出題実績から、記述式で問われる分野はかなり予測できます。 民法なら債権分野、行政法なら行政事件訴訟法が主な出題箇所です。

 

特に行政事件訴訟法の出題頻度は物凄く高く、毎年問われると思って準備するくらいでちょうどいいでしょう。 これだけもかなり勉強のポイントを絞ることができるでしょうが、 もちろん他の分野から出題されることもまぁまぁありますのでその点は注意が必要です。

 

もう1つ特徴的なのは、問いの形式がどれも大体似ているということです。 「誰が誰に(どこに)どのような条件において、何を請求できるか」が問われることが非常に多く民法行政法ともに共通の特徴と言えます。

 

つまり、債権と行政事件訴訟法で上記のポイントをきちんと確認し、余裕が出てきたら他の分野も同じ方法で頭に入れておくことが、記述式対策の第一歩になります。

 

 ○細かい知識は出題されない

ほとんどの出題について、大まかな仕組みや条文の手続きそのまま、あるいは判例の事例がそのまま出題されます。 おそらく一通り勉強した人の中で、記述式で出題される知識を一切見たことがないという人はいないでしょう。 もっとも、ポイントを押さえて満点の解答するのは意外に難しいのですが、部分点を狙うことは十分に可能です。

 

2.記述の基礎作りはテキストの読み込み

 

それでは、具体的に記述式試験に必要な知識はどうやって身に付けたらいいのでしょうか。

ここでも私はやはりテキストの読み込みを推したいと思います。 ちなみに、このブログで紹介しているテキストの読み方はこちらを参考にしてください。

 

さて、読み込みといっても、記述式に向けて特別な読み方をする必要はありません。普通に読むだけで大丈夫です。 とはいえ、「普通に読んでください」ではアドバイスになりませんね(笑) 気を付けるのは2点です

○「誰が誰にどのような条件において何を請求できるか」に注目しながら読んでいく

前の項でもお話ししましたが、つまりは記述式で出題されるパターンにはまっている箇所がないか、テキストを読むときにアンテナを張るということです。

 

○インプットとセットでアウトプットする

漠然とした言い方になってしまいましたが、簡単に言えばきちんとテキストを使って勉強した上でアウトプットするということです。 ほとんどインプットせずに過去問をひたすら解きまくる人がいるようですが、いつまでやっても新たに出題される問に答えれるようにはならないでしょう。

 

あるいは記述式の対策講座で問題を解きまくれば受かると思ってしまう人もいるかもしれません。 記述式で問われるのは基本的な条文や判例の知識で、言い換えると受験生は常に触れているような知識です。

 

要するに記述式というのは、普段触れている知識をいかに正確に覚えられているかのチェックなんですね。何となくしか理解できていない箇所を放置していないか、イメージをつかむだけで満足していないか、きちんと知識として使える形になっているかの確認をしなければ意味がないでしょう。



3.記述式試験の採点方法

 

さて、肝心の採点基準ですが、実はよくわかっていないのです。分かっていない理由は簡単で、公表されていないからです。

 

ただし、受験した人は全員自分の得点が何点だったかを知ることができるので、部分点があることが明らかになっています。また、予備校が収集した情報ににより、キーワード採点に近い方法がとられていることもおおよそ分かっています。

 

これはどういうことかというと、「それっぽいこと」が書いてあっても、法的なキーワードが含まれていなければ得点にならないということです。 このことからも、行政書士試験は記述式と言えども、やはり圧倒的に知識重視の試験だということがわかります。

 

4.まとめ

 

記述式と言われると何か特別な出題がされ、特別な対策がいるように考えてしまうかもしれません。 しかし、実際はもっと単純なのです。正確な知識を持っていればセンスやテクニックがいるような試験ではありません。そしてその知識さえも、途方もない暗記力が要求されるレベルではありません。 そういう意味では、努力した人が報われやすい資格だと私は思っています。

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