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*社会人の資格勉強法-行政書士*資格試験でヤマを張ることは可能か

みなさんこんにちは、堂本です。

世の中には色んな資格商材があって、ヤマの張り方がどうとか言っている記事も時々見かけます。

 

確かに少ない努力で合格できるに越したことはないですし、本当にそんな方法があれば私もあやかりたかったですね!

 

しかし、はたして行政書士試験でヤマを張ることは可能なのでしょうか。今日はこのテーマについてお話していきます。

 

 

1.ヤマを張るとは何か
2.効率の良い勉強とヤマ張りの違い
3. 実務家になるということ
4. まとめ

 

  1. 1.ヤマを張るとは何か

 

さて、ヤマを張るという言葉にはどんな意味があるのでしょう。多くの人は「出題されるところだけずる賢く勉強する」という意味で使いますよね。

 

これだけ聞くと、試験勉強においてヤマを張るのはずる賢い方法でもなんでもなく、むしろ正攻法のように思えます。ところが問題はこの「出題されるところ」の理解ですよね。

 

2.効率の良い勉強とヤマ張りの違い

 

当然ですが、法律資格でも試験の種類が違えば、出題される分野や深さは大きく違います。

行政書士試験において、民法は非常に重要な科目ですが、試験において重要性が高いのは記述式にどこまで食い下がれるかであって、細かい知識を深く深く掘る必要はないです。

 

これに対して司法書士試験であれば、司法試験以上に細かい知識が出題されます。

 

したがって、必要とされている部分を必要なだけ勉強することが合格の必須条件になります。俗にいう「効率の良い勉強」というやつですね。

 

ところが、ヤマを張るという言葉が示しているのはもっともっと狭い範囲まで絞りこむということでしょう。私が思うに、そんなことは不可能です。

よく商材のテキストや答練の宣伝文句に「驚異の的中率!」みたいなのがありますが、最近は一般知識分野の出題の変遷が著しく、試験委員に黄土色のアンが入ったモナカでも渡さない限り的中させることは不可能です。

結局的中というのは、過去問をベースに作ったテキストにおいて、過去問と類似の出題がされたときに「的中しました」という言い方をしているか、はたまた出題されるかどうか分からない分野までテキストの守備範囲を広げたうえでの結果論にすぎないのです。

 

私は、行政書士になるために勉強することは、単に知識を付けるだけでなく、目標に向かって努力し、成功を得るという非常に貴重な体験だと思います。

 

私は資格試験の勉強を続けて10年ほどになりますが、これがなければ自分の人生はなかったのではないかというくらい、勉強してきてよかったなと思っています。

 

適当にヤマを張って数か月の勉強で合格した人が、果たしてそのようになれるでしょうか。(そもそもそんな方法はないと思っていますが)

3.実務家になるということ

 

もう一つ重要なことがあります。行政書士試験は実務家登用試験だということです。

ずる賢い勉強で運よく受かったとしても、実務家になってから困るだけでしょう。

 

みなさんにここで言ってきたいのは、行政書士試験に合格することがゴールではないということです。これは受験生時代にはなかなか気づかない事ですが、試験勉強をして合格するまでより、合格してから実務家として活動する時間の方が遥かに長いはずです。

試験に受かったのが早いから偉いとか、楽な勉強で合格したとか、そんなことを自慢しても仕方ないのです。

 

4. まとめ

 

色々言いましたが、基本的に試験勉強は大変なものです。楽な方法とか、人より手を抜いて受かるとか、そんなことはないです。

効率のいい勉強方法を編み出して合格するということであれば、編み出すまでにその人の努力が要るでしょうから、これは正攻法だと思います。しかし、甘い言葉でヤマを張って受かるとか、そんな誘い文句で宣伝してくるような怪しい商材に手を出してはいけません。