行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

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*社会人の資格勉強法-行政書士*平成30年の合格率と難易度

みなさんこんにちは、堂本です。

少し前ですが、今年度の合格発表があり、前年に比べるとやや難化したようです。

もう解かれた方や実際に受験された方もおられると思いますが、今回は私の感覚で講評を書かせていただきます。

1. 合格率は12%だったが…
2. 勝負のわけ目
3. 来年度に向けて
4. まとめ

 

1. 合格率は12%だったが…


合格率は12%だったことを考えると、例年並みかやや易しいくらいといえますが、実際に解かれた方はどう感じましたか?

世間の反響をみる限り、一般知識や会社法は例年より難しく、解きにくいなと感じた方が多かったようです。
実際本試験直後は、今回は明らかに難しいとか、合格率は久々に10%切りそうだとか言う人もいましたね。

しかし私の感覚では、むしろ易しかったのではないかと思いました

理由として、配点の大部分を占める行政法がかなり解きやすかったからです。これはきちんと学習してきた人にとってはラッキーだったと言えます。

逆に一般知識や会社法は勉強量が結果に結び付きにくいところなので、合否にそこまで大きな影響を与えたとは思えません。

※参考までに、私の得点はLECさんの採点で230点でした。あまり手応えがなかったのですが意外ととれたなって感じです。優秀な受験生はもっととれてるって?勘弁してくださいw


2. 勝負のわけ目


私は今年の勝負を分けたのは行政法だと思います。
基本的な知識をきちんと日々やれていたかで、合否は決まったのではないでしょうか。

初めの方でかなり時間を使ってしまった受験生もいたようです。例えば第一問は、確かにパッと見て解ける受験生は少なかったかもしれません。(私も間違えました)

しかし、勉強が進んでいれば、とるべき問題と適当に流すべき問題の区別がきちんとできるはずです。そしてとるべき問題の大半は、どの予備校のテキストにでも載っているような頻出テーマなのです

一般知識や会社法など、出題の予測がしにくいからこそ、きちんと対策をするという考え方もあります。

しかし、不安だからといってやみくもに手を広げては、逆に行政法民法などの勉強が手薄になってしまいます。

 

特別なことをやるのは最後でいいのです。先ずはどの受験生でもやっているようなな基本的な学習を最優先しましょう。


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3. 来年度に向けて


予備校によりますが、予測できない出題があると、毎年のように「来年度に向けて○○や△△など、これまでにない分野を学んでおこう」みたいなコメントを出すところもあります。

今年であれば、委員会設置会社や一般知識における実務的な知識がそれに当たります。

しかし、そんなことをやっていては、年々学習範囲が広がっていき、きりがありません。

予備校としては、何のコメントも出さずに来年度もう一度似たような出題がされると、指導力不足の烙印を押されてしまうというのがあるのでしょう。

しかし、いたずらに受験生の不安を煽って、配点の少ない科目に多くの時間をかけさせるような対策は意味がないと思います。


4. まとめ


色々言いましたが、今年度の本試験は例年並みかやや易しいくらいの難易度だったと思います。行政法の基本事項をきちんとやっていた人々が報われた年だったのではないでしょうか。


次回は各科目の講評を書きたいと思います。