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*社会人の資格勉強法-行政書士* 出題科目の重要度、民法、行政法、憲法

 

みなさんこんにちは、堂本です。

行政書士試験の重要科目といえば、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。
おそらく行政法を真っ先にイメージされる方が多いのではないかと思います。

ところが、私はそうではないと思っています。

また、仮に重要でない科目であっても、最低限守るべき得点率は確実に存在します。

それぞれの科目をどう捉え、どう付き合ったらいいのか、ここから三回に分けてご紹介していきます。

1. 最重要科目は民法
2.行政法は結局暗記
3. 憲法は闇の重要科目
4. まとめ



1. 最重要科目は民法


 繰り返しになりますが、行政書士行政法が最重要科目じゃないの?と思う人が多いでしょう。しかし、私は民法の理解がなければそもそも法律の勉強は成り立たないと思っています。それくらい重要です。

まだ勉強されていない方のためにご説明すると、民法は利害の対立する当事者間の利益調整をテーマにしています。

要するに、AさんとBさんが揉めたとき、どちらをより守るべきかについて、ズラーッと書いてあるわけです。

そして民法は一般人と一般人の利益調整がテーマになっていて、つまり登場人物の立場がほぼ同等なんですね。

これに対して憲法は国家と国民、刑法は社会や社会の秩序と犯罪を犯した者の人権、といった具合に、基本的に立場が違う当事者の利益調整がテーマです。

だから民法が基本になるわけなんです。

よくわからないぞ、という方は次のことを覚えておいてください。

民法をきちんと理解すれば、どちらの利益を優先すべきか考える癖がつき、知らない問題を解けるようになる


なお、お節介かもしれませんが、独学を目指される方でも民法を理解するための講座は受けるべきです。予備校の入門講座はフルセットで20万円かかりませんし、通信講座ならもっとお手ごろ価格で受講できます。


2.行政法は結局暗記


さて、行政書士といえば行政法、という感じですね。もっとも、政法はほぼ暗記科目です。試験に出るところも重要なテーマもそれほど変化しません。

ただし、覚えにくいところが多いのも確かです。見ていただくとわかると思いますが、似たような制度や請求が何度も出てきます。してそれぞれの微妙な違いが問われることが多いです。

そのため、行政法の勉強では以下のことを意識してみてください。


※似ている項目の違いを探して区別できるようにする
※制度や請求の趣旨ごとに頭を整理する
※とにかく繰り返す

3. 憲法は闇の重要科目


さて、以前ご紹介したように、憲法はものすごく重要な得点源になります。

その理由は、重要な憲法判例は限られており、しかも結論が予想できるからです。


普通の訴訟で憲法問題が争われることはほとんどないため、自ずと憲法判例の数は限られてきます。しかも、行政書士試験に出題されている判例は、少し勉強している人なら誰でも知っているような超有名なものばかりです。

一方、結論が予想できるというのは合憲か違憲かが大体予測できるということなのですが、ぶっちゃけほとんどが合憲になります。まりは国の勝ちってことですね。まぁ何というか…あれですけど

ただ、裏を返せば、結論が違憲になるものさえ覚えておいて、知らないのが出てきても多分合憲なんだろうなって考えればいいです。それだけで解ける結構問題もあります。

そんなわけで、憲法は貴重な得点源になります!

4. まとめ

他の科目は次回のエントリーに譲ることにしますが、ここで書いた3科目がまずは圧倒的に大事です。勉強をまだ始められていない方や、始めたばかりという方は、他のことは気にせずこの三科目をしっかり仕上げましょう!