みなさんこんにちは、堂本です。
行政書士試験の一番ウェイトが高いのはご存じの通り行政法です。
しかし、なかなか合格できない人の中には、行政法の得点が安定しない人も多いですよね。
本日はそんな暗闇から抜け出せない人に向けたアドバイスをお送りします。
原因その1:過去問だけやってれば受かると思っている
このブログでは何度も触れていますが、過去問だけ回していればそのうち受かると思っている人が本当に多いです。間違った問題含めて完璧にすればいいんでしょ?まだ完璧じゃないから合格できないだけでしょ?というスタンスですね。
正直言って本当に効率が悪いと思います。行政法には、それぞれの手続きが似ているようで微妙に違っていたり、意味が分からないと覚えにくいものが多いです。過去問のぶつ切りの知識を何度繰り返してもきちんと定着はしません。
おそらく少しでも変えられると答えが合わなかったり、紛らわしいものが頭のなかでごちゃごちゃになることが多いのではないでしょうか。
きちんと意識的なインプットをせず、過去問ばかり回しているという人がいれば、合格できない原因はそこにあると思います。
原因その2.全体像を理解していない
例えばですが、行政手続法と行政不服審査法、行政事件訴訟法の違いについて簡単に説明して、と聞いたときに「え?そんなに法律あったっけ?」という受験生は本当に多いです。今まで何を勉強してきたの?という感じです。
つまりはテキストのページを一生懸命覚えようとしているつもりで、実は何のためのどの手続きか全く分かっていないんですね。全体像をつかめていないわけです。
これは歴史とかを勉強していても時々起こります。
ちなみにさっきの受験生からは「いや、問題は何となく解けるんだよ、説明までは無理だけど」という言い訳が返ってくることがありますが、いやいや、それきっと問題も解けてないからねっていいたくなります。
もちろんすべての項目を細かく説明できる必要は全くありません。大事なのは全体像をつかんでいるかどうかです。全く意味もわからずあれだけの範囲は覚えられません。
暗記重視の試験とは言っても、理解あっての暗記ということですね。
原因その3.モチベーションのムラがありすぎる
行政法は知識の維持がもっとも大変な科目です。はっきり言ってどんなに優秀な受験生でもしばらくやっていないと忘れます。
一気に固めて覚えるのではなく、少しずつ日々勉強を重ねることが大切です。学校の先生のようなことをいっていますが、行政法は特に継続が大切だということをご理解ください。
4.まとめ
行政法でつまずく方も多いのですが、実際に多くの方が困るのは民法や商法、一般知識などです。中級上級者クラスに行政法で困っている人は少ないと思いますので、まずはここを突破しましょう。
ぜひ他のエントリーも参考にしてください。
それでは!