行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

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*社会人の資格勉強法-行政書士*独学向けのテキストと問題集

みなさんこんにちは、堂本です。
勉強を始められる方に時々質問を受けるのが、教材は何を揃えたらいいですかということです。

私のオススメテキストや問題集は別のエントリーでご紹介していますが、今回はその前段階の基本的な考え方についてご紹介しているので、ぜひご参考ください!

 

1. 行政書士のテキスト
2. 問題集や過去問集
3. 試験用六法と判例
4.まとめ



1. 行政書士のテキスト

何がオススメなのかをネットで調べようと思っても、アフィリエイト色の強すぎるのサイトが多く出てきてよく分からないですよね。

結論から言うと、LECさん、TACさん、伊藤塾さんの出されている教材なら大外れはないです。

注意してほしいのが、行政書士のテキストではなく、一般的な法学書や入門書を薦めてくる人がいるということです。

「よくわかる!民法入門(仮題)」とか、「スッキリ理解!行政法(仮題)」とか、そういう本ですね。

こういう本を紹介している方が時々いらっしゃるのですが、はっきり言って滅茶苦茶です。

民法にしろ行政法にしろ、行政書士試験で出題される範囲にフォーカスした書籍は、行政書士用のテキスト以外は存在しません。なぜなら、例えば同じ民法でも、出題される分野や出題の仕方は資格によって全く違うからです。

司法試験は明らかに債権法がメイン分野ですし、学説や判例の論理展開まで理解していなければなれませんが、細かい知識まで問われることは少ないです。
ところが司法書士なら物権法、それも他の試験ではなかなかメインになりにくい根抵当が必須分野となり、知識としてはかなり細かいレベルが聞かれます。その分学説だ判例だという勉強はほとんど不要になります。

法学書を薦めてくる人はこういった資格ごとの出題の違いを一切知らないのでしょう。

あと、以前司法試験にチャレンジしていたからそのテキストで勉強しよう!というのもオススメしません。大は小を兼ねる的な発想でしょうし、行政書士試験に限って言えば対策は可能でしょうが、非常に効率が悪いです。


2. 問題集や過去問集

過去問はたくさんの年度が載っているものを選ぶ方が多いようですが、私の場合は年度に分かれて5年分掲載されているTACさんのものを選びました。

理由は二つあって、一つは過去問を学習の軸にしなかったので、5年分(結果的に3年くらいでも十分でしたが…)がちょうど良かったこと、もう一つは、科目によって得点すべき問題数大きく違い、300分の180がどの程度難しいのかトータルで見る必要があったことです。

テキストでインプットとアウトプットができそう!という方ならボリューム少なめの問題集で十分ですし、ちょっとそれじゃイメージわきにくいぞ!というかたはボリュームのある問題集が良いでしょう。


3. 試験用六法と判例

試験用六法と判例本はあればいいな、くらいの位置付けです。

中には六法は必須だという人がいますが、私はそう考えていませんし、六法は買いませんでした。

司法試験のように、六法そのものを対象として勉強しなければならない資格であれば別ですが、行政書士試験では試験に出そうな条文の内容は、必ずテキストに載っています。

時々憲法の統治の条文は全部見ておいた方がいいという人がいますが、テキストを使わずあえて六法で取り組む必要があるのでしょうか。

全体像を把握する上で見ておきたい!というのであれば、条文はすべてウェブサイトで見ることができますので、そちらを参考にされてはいかがでしょうか。

もちろん、参考までに六法を持っておきたい方は購入してください!

判例本は多肢選択式試験の参考になる部分もあるので、ちらっと見てみて言いなと思えば買うくらいで大丈夫でしょう!

 

4. まとめ

簡単な紹介になりましたが、いかがだったでしょうか。

詳しく紹介しているエントリーもありますので、よろしければそちらもご参考ください。