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*社会人の資格勉強法 行政書士*国家賠償法対策と勉強のポイント

みなさんこんにちは、堂本です。

このブログでは、行政法を分野毎に分析して、勉強のポイントを解説しています。行政法と一括りにしても、分野によって法律の性格や勉強の仕方がかなり違うものです。

 

今日は、比較的得点源になりやすい国家賠償法についてお話しします。

1.国家賠償法とは
2.対策と勉強のポイント
3.注意して欲しいこと

 

 

国家賠償法とは、公務員の不法行為によって損害を受けた際の、賠償責任について定める法律です。 本当にたくさん判例があるのですが、例えば誤認逮捕されたときなんかもこのケースですね。

 

試験対策的には、勉強すべき範囲は狭いですが、毎年3問出題があるというラッキーな分野です。 是非得意分野にして、行政法攻略を進めたいですね!

 

2.対策と勉強のポイント

 

まず何となく思っていただきたいのが、国家賠償法憲法と結び付きが強く、憲法で学んだ判例や知識がかなり絡んでくることです。 そのため、憲法が得意という方や、他の試験で憲法を深く勉強した方には有利な分野です。

 

ポイントとしては、もっともメジャーな1条責任とそれ以外を分けて勉強するのがおすすめです。 そして、どのタイプの責任についてもおもいっきり判例がメインの分野です。

 

出来ればテキストに載っている判例については最終的にすべて頭に入れておきたいです。 もちろん一回で完璧にする必要はありません。覚えやすいケースやイメージしやすいものから何周も回して少しずつ覚えていきましょう。

 
3.注意して欲しいこと

 

テキストに載っている判例については…という言い方をしましたが、残念ながらテキストには結論しか載っていないものが多いです。

 

具体的にどんな事件で、なぜそうなったかが全然分からなかったりします。 ここを気合いで乗りきろうとするとかえって挫折を味わうので注意してください。ほとんど同じような事例で結論が正反対ということがあるので、頭がこんがらがって苦手意識が芽生えてしまいます。

 

すべてとは言いませんが、気になった事例はググったら出てくることが多いので、新聞やネットニュースを見るくらいの軽い気持ちで調べてみるのがおすすめです。

 

あと、それぞれの判例で争われているポイントを理解せずに読むのはめっちゃ危険です。問題点は 違法性なのか、公務員の行為なのか、公権力の行使と言えるのか等、どの要件に関する争いなのかをきちんと押さえて学習しましょう。

 
4.まとめ

 

今回は国家賠償法についてお話ししました。 憲法の勉強に慣れており、判例学習のポイントを押さえている方ならスムーズでしょう。しかしそういう方ばかりではないですよね。

 

色々な判例に目を通していると、徐々に争われるポイントや、パターン等が見えてきます。とりあえず時間をかけてゆっくり、理解を心がけて進めていきましょう! それでは!