行政書士を目指す社会人のための勉強法ブログ

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社会人が行政書士試験に一発合格や短期合格するのは簡単か

みなさんこんにちは、堂本です。

行政書士、一発合格」などで検索すると、驚くほどたくさんのコンテンツがヒットしますよね。私も検索したことがあるのですが、予備校や本、通信講座など、一発合格や短期合格という言葉を一切使っていないものを探す方が難しいくらいです。

 

しかし、これらの商材の全てを信用していいでしょうか?私の答えは明確にノーです。

そして、そう簡単に一発合格、短期合格できるかというと、これもやはりノーです。(夢を壊して申し訳ありません。)

 

もし皆さんがすでに勉強を始めておられるなら、一発合格や短期合格に関する考え方を一度整理しておく必要があると思います。

また、これから勉強を始めようとしている方は、行政書士試験に簡単に短期合格する方法はないということを知った上で始めるべきです。

必ず役に立つと思うので、気持ちが暗くなるかもしれませんが、ぜひ続きをご覧ください。

 

 

1. 受験勉強のトンデモ技は参考にならない
2. 非常識なくらい短期で合格した人の特徴
3. 目標は「短期合格」ではなく「合格」であるべき
4. 合格に本当に必要な力はたった一つだけ
5. このブログについて

 

1. 受験勉強のトンデモ技は参考にならない


 前回のエントリーで、世の中には一発合格や短期合格をうたい文句にする資格商材が多いことをお話ししました。受験勉強の裏技やトンデモ技を発信している人は以下のパターンが多いです。

 

①実際の体験ではなく人から聞いた話をつなぎあわせ、なおかつ大いに誇張している

②自分が物凄く頭がいい(あるいは運がいい)ことに気づいない。

 

 早い話が、これらのメソッドは、誰にでも真似できるものではないことがほとんどだと思っています

 

じゃあ何のためにそんな嘘を発信しているかというと、自分の商材や紹介している教材を売るためです。ひどいケースでは受験すらしていないのに合格者のふりをして情報を発信しています。

 

私はそれなりに苦労しながら受験し合格した身として、甘い話ばかりしようとは思いません。夢のない話もしてしまうかもしれませんが、本気で勉強を続けようという方には参考になる話も多いと思います。

 

2. 非常識なくらい短期で合格した人の特徴
 

割と有名な話ですが、非常識なくらい短期で受かった方のほとんどは、司法試験や司法書士試験の不合格組です。LECの横溝先生は1ヶ月しか勉強せずに通ったそうですが、彼も旧司法試験を受験された経験があります。

 

つまり、行政書士試験で必要とされる以上の知識をすでに一定期間勉強されている方がほとんどということです。もちろんそれはそれで立派な彼らのスキルなのですが、初めて法律の勉強をする方や行政書士試験以外の資格を経験したことのない方が同じ期間で合格することは難しいです。

 

はっきり言って、一切の予備知識なしに一発合格する人や短期合格する人は極めて例外的です。誰でもできるだけ短期間で合格したいでしょうが、そもそも合格率10%の試験に一回で合格する人がどれだけ少ないかは考えてみればわかることでしょう。

 

甘い言葉で誘惑してくる商材は山ほどありますが、本気で合格したいのなら冷静に判断してください。 

 
3. 目標は「一発合格」ではなく「合格」であるべき

 

私が皆さんに聞きたいのは「あなたは試験に合格したいんですか、それとも一発合格がしたいんですか」ということです。

なぜこんな話をするかと言うと、短期合格を夢見て勉強を始めた方はものすごく挫折率が高いからです。

そういうモチベーションで勉強を始めた人は、100人中100人が、一回目の受験で甘くない現実を思い知らされます。

 

合格者がしている半分の努力もしないで、「自分には無理だ」と思い込んでしまい、たった一回の失敗で去っていく、そんな人が本当にめちゃめちゃ多いです。

しかし、大人になってからの勉強は、学生の頃とは全く異なる難しさがあるのです。仕事をしながら、人によっては家事や育児をしながら勉強するわけですから当然ですね。

ほとんどの資格予備校や教材、通信講座などは「短期合格を目指さなければ勝利はない」くらいのテンションですが、私の意見は全く逆です。最低でも三回の受験は覚悟してください。

 

もちろんこの三回には記念受験や、範囲未習の時点での受験は含みません。10人に1人しか受からない試験ですから、それでも優秀な方です。

 

え?三回とかダルっ、そんなの雑魚の心構えでしょ?自分はもっと早く受かるしwという方は、私のブログが発信する情報は参考にならないでしょう。このサイトでは普通の能力の人が予備知識無しに勉強を始める場合を想定しています。天才は想定していません。ただし、自信をもって臨むのと、単に考えが甘いのとは全く違いますよ、とだけ言っておきます。

 

とにかく、自分は特別な人間じゃないから時間がかかることも覚悟しよう!ダメでも再チャレンジすればいいや、くらいの図太さ、ある意味での開き直りは本当に大事です。


4.  本当に必要な力はたったひとつだけ


 これは私のブログ全体のテーマになりますが、合格するのに最も必要な力は、決してあきらめない心です。

前々回のエントリーで、10人に9人が不合格になるといったことを書きましたが、この9人の中から確実に次の年の合格者が出ているのです。言い換えると、合格者の多くが何回かの不合格を当たり前に経験していることになります。


 では、それにも至らず、最後まで合格できなかった人は能力が低かった人でしょうか。そういう言い方もできますが、私の答えはもっとシンプルです。

合格できなかった人は、試験を受けることをやめた人なのです。

何回目の受験であろうが合格すれば行政書士になれるのですから、ダメでも再チャレンジして合格すればいいだけの話です。
定年退職してから、あるいは70歳なら行政書士になる方もいるくらいなので、みなさんがおいくつであろうが、遅すぎることはありません。(100歳とか言われたら困りますが)

ではあきらめないために必要なのは何でしょう。根性でしょうか。いいえ、何よりも、無茶な目標をたてないことです。

 

先ほど、最低3回受験すると書きましたが、大学受験と同じテンションで3年も仕事をしながら勉強したら、間違いなく心が破裂します。

 

私がおすすめする勉強は、6割くらいの力で勉強し、それを継続するということです。もちろん遊びもするし休みもする、直前期だからといっても缶詰になることもしない、そんな感じです。

 

なれない自分に無理矢理なる必要はないということですかね。。今の自分にできることから、まずやっていく、その代わり人一倍継続する、諦めない。それで十分合格できます。

5. このブログについて


私のお伝えする勉強法をこれから記事にしていきますが、おおむね以下のような内容です。

・基本的に平日だけ勉強する
・一日に30~60分の勉強を継続する
・机に座って勉強するのは過去問を解くときだけ
・いつでもどこでも何度でも勉強する。


こんなに簡単でいいの?と思われるかもしれませんが、はっきり言います。たったこれだけのことを実行し、継続するのは、実はかなり大変なのです。

行政書士は難関資格の1つですから、そう簡単に合格することは、やはりできません。私が言いたいのは、なりたいという強い気持ちがあるなら、誰にでもチャンスがある、ということだけです。


 何度も挫折を繰り返した私堂本が、これからその辺も色々語っていこうと思います。

詳しくはこちらでもご紹介していますので、参考にしてください。

 

kyoichirodmt.hatenablog.com